Vuetify は、ウェブ開発を次のレベルへ進めるプログレッシブフレームワークです。この目的を達成するために、古いバージョンの Internet Explorer には一部制限があります。次の表は包括的なリストではありませんが、メインターゲットとしているブラウザの一覧です。
VuetifyはES2015/2017の機能を使用しており、Internet Explorer 11とSafari 9/10で動作させるためにPolyfillを使う必要があります。Vue CLI を使っている場合、この対応は自動的に行われます。使っていない場合はプロジェクトのディレクトリでbabel-polyfill
をインストールします:
その際、メインとなるindex.jsファイルで可能な限り早いタイミングでプラグインをインクルードするのが重要です。Vuetify SSRパッケージの場合は, client-entry.jsファイルになります。
babel-preset-env
と対応するPolyfillを使って、アプリケーションに必要なPolyfillのみが追加されていることを確認するのをおすすめします。詳しい情報はドキュメントを参照してください。
インストールが終わったら、.babelrc
または babel.config.js
にプリセットを追加します。
残念ながら、Vue CLIはIE11対応を自動的には行わないため、Symbol is not definedのようなエラーに直面する可能性があります。それらのエラーを解決するには、vue.config.js
に手動でtranspileDependencies
パラメータを追加する必要があるかもしれません。
Internet Explorerは<template>
タグへの対応が限定的なので、完全なコンパイル済みのDOMをブラウザに送る必要があります。これは、Vueコードをあらかじめビルドしておくか、DOM要素を置き換えるためのヘルパーコンポーネントを作ることで対応できます。例えば、IEに直接下記のようなコードを送るとエラーになります: